ログハウスの再塗装について。
2018年07月30日
ご無沙汰しております。塗装担当の神です!
他社で施工されたログハウスの再塗装のご相談を頂く事もよくあるのですが、その中で最近多い事例をご紹介したいと思います。
こちらの写真の様に塗料が剥離してフィルム状になってしまっているケース。
このような状態になってしまう原因としては、主に塗料の選択と下地の調整不良によるものです。
弊社で使用している塗料では起こりえない状態ですが、この状態からのメンテナンスは、この層を出来るだけ除去してから塗装をすることになり、時間も手間もかかってしまいます。
一般的に木材の塗料の種類は大きく分けて下記の2種類です。
造膜型塗料…
木材の表面に塗膜を作るため、風雨による劣化を防ぐことができ、撥水性にも優れている。
しかし、外壁塗装をした状態で塗膜が固定されてしまい、木が伸縮する動きに塗膜がついていけないというデメリット。
浸透性塗料…
塗料が木材の内側に浸透することによって木を守ってくれるという仕組み。しかし、塗膜を貼らないために耐久性や耐水性という点では造膜型塗料とは大きく違い、傷がつきやすかったり、劣化が早いというデメリット。
弊社で採用している塗料は木部を紫外線や湿気から保護し、塗り重ねて強くなっていく塗料です。
ただ単に「強い」というだけで木部保護塗料を選択するのは良くありません。
植物油で出来ており環境にもやさしく、豊富な色のバリエーションがあります。
再塗装の際はしっかり汚れなどを落として塗布面を調整し、上から塗り重ねていきます。
みなさまのご自宅の塗料はどのようなタイプでしょうか?
塗りたてはいいのですが、劣化した後に再塗装をする事を考えた上で塗料の選択が重要です。
他社で塗装される場合も、価格だけではなく、ぜひ塗料の選択や下地調整についても注目してご検討されるのが良いかと思います。
丁寧な作業を心がけておりますので、再塗装をお考えの際はお気軽にご相談ください。
塗装担当:神(ジン)